外れたみんなの頭のネジ
女子中学生・七尾ミサキは自分の住んでいる街の人々が少しずつ狂っていることに気付き、それと同時に謎の悪魔・べへりんが見えるようになる。
父母と姉がいたが、父母は事故で他界し、姉は原因不明の自殺をしており、唯一の身寄りは別居している叔父のみである。
その叔父からの仕送りを生活費に充てていたが、後に叔父が会社を辞めたため、現在は仕送りの額が少ない。
また、自宅ではべへりんと共に生活をしているが、べへりんが大抵の周囲の人間に見えないため、他人から見て独り暮らしである。
自分の街の人間が少しずつ狂っていることに気づいており、状況を打開するために自身にのみ見える謎の悪魔であるべへりんを頼ることになるが、ミサキ本人が狂人たちや殺人鬼の標的になりやすいこともあってべへりんの魔力を貯めるために周辺の人間が狂っていることをべへリンに信じさせようと狂人との遭遇体験について話す。
その後、「カワイイオバサン」の件を発端に度々狂人に出くわすうちに、人々が狂った原因「613」について迫ることになるが、同時に自分の記憶の欠如やべへりんの魔力により今まで忘れた姉のミナトの存在と姉の死を知ることになる。
「自分に周りが狂っていることを信じさせれば助けてやる」というべべりんの言葉を信じ恐怖体験を話すミサキだが、徐々に増す人々の狂気、戦慄の事件や巨大な陰謀に巻き込まれていく。
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